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延期していたマリアさんSSを公開します
やはり文章を書くって言うのは難しいものです
自分が思ってるような文章になってくれません
満足度でいえば6割程度なんですが…
残り4割は経験と才能の問題だと割り切っての公開です
過度な期待をしない、読みたい方だけどうぞ






これは悩み苦しむとある女性のお話です。



私の名はマリア。とあるお屋敷でハウスメイドをやらせて頂いてます。
まぁメイド以外にもHIKIKOMORIな主の教育係兼遊び相手だったり、SP部隊の統括をしたり、主の怒り(主に嫉妬)で落ち込んだ執事を慰めたりとメイドの本分とはかけ離れた業務もこなしておりますけどね。
色々と苦労が絶えないのですが、それでも私はこのお屋敷が好きです。
どうしようもなく手のかかる主も、女心を全く介さない天然ジゴロな新人執事も、普段はお屋敷にいない為に存在を忘れがちになってしまう執事長も、全て大好きです。
まぁ主の決定に従って猫を演じているホワイトタイガーと小さな黒猫がじゃれ合ってお屋敷を壊すのはどうにかしてもらいたいですけど。

そんな私が仕える三千院家ですが、最近は来客が増えました。
それはナギの一存で執事に納まった綾崎ハヤテ君の影響でしょうね。
伊澄さんが迷子になればすぐに探し出してお屋敷までお連れしてくれますし
その伊澄さんに会えるのを期待してワタル君とサキさんもよくいらっしゃいます。
咲夜さんはハヤテ君にお笑いの基礎を教え込むんだと意気込んでらっしゃいますしね。
また、親類縁者意外にも来客が増えました。
西沢さんはハヤテ君に会う為に来てくださいますが、ナギとも仲良くしてくれます。
HIKIKOMORIで人見知りが激しいナギとどのような経緯で仲良くなったのかは不思議に思いますが
多少屈折した形でも他人とコミュニケーションを取るのは人格形成の上で良い事だと思います。
それに白凰学園の生徒さん達もよくいらっしゃいます。
特に瀬川さん・朝風さん・花菱さんの通称三人組は理由も無くやって来てはナギと共にハヤテ君をからかっています。
現生徒会長の桂ヒナギクさんもよくいらっしゃいます。
ナギのHIKIKOMORIを心配してくれ、欠席が続くと諭しに来てくれてましたが、最近はハヤテ君とお話する為に来ているようです。
ですが、稀に私に相談に来る事もあります。
まぁ理事長があんな人ですから歴代会長が苦労してきたのは私自身、よく知っていますから
出来るだけヒナギクさんの相談には乗るようにしているのですが…
最近のヒナギクさんの訪問には少し困ってしまいます。
正確に言うならば訪問そのものよりも、ヒナギクさんの視線に困ってしまうんですけどね。
私がヒナギクさんの視線に気付いてそちらを見るとすぐに視線を外してしまうのですが、その時のヒナギクさんは決まって頬を赤く染めているんです。
最初は気の所為かと思っていたんですが、何度もそんな状況が続いてるんです。
私の見立てではヒナギクさんはハヤテ君に好意を寄せていたはずなのですが…
いつの間にかヒナギクさんとの間でフラグ立ててしまったんでしょうか?
そんなつもりは全くないのですが、学生時代に牧原さんに慕われてた事があるので無意識下でそのような行動を取っていたのかもしれません。
確かにヒナギクさんは非の打ち所の無い女性ですが、ダメです。
私はまだ17歳の乙女。同性とのインモラルな関係より異性との甘い関係を夢見ているんですから。
でもヒナギクさんは完璧美少女と言えるような女性ですからあんな熱い眼差しで見つめられたら……
ふぅ… いけませんね。まだそうと決まった訳ではありませんし。
きっと私の勘違いなのでしょう。

「マリアさん。どうかしたんですか?」

ハヤテ君の声で私の意識は一瞬にして現実に引き戻されます。
振り返るまでの一瞬で表情を引き締め、いつもの笑顔で対応しなければ。

「いえ、夕食のメニューをどうしようか考えていただけです。
 ナギの好き嫌いと栄養バランスを考えると中々難しいですからね♪」

この反応で怪しまれる事はないでしょう。
実際に夕食のメニューは決まっていないですしね。
一先ずヒナギクさんの事は忘れて本来のお仕事に専念しましょうか。





今日はナギは恒例のズル休みを決行し、ハヤテ君だけ学校に行きました。
ハヤテ君のお蔭で以前に比べれば随分と学校にも行くようになりましたが
根本的な部分ではまだまだ変わっていないようです。
この微細な変化は嬉しくもあり、寂しくもあります。
ナギがHIKIKOMORIを克服し、真人間になるってくれるのが私の願いではありますが、それだけ私を必要としてくれなくなるのは小さな頃から見守っている私とすれば寂しさを感じずにはいられません。
そんな心の迷いを抱える中、鳴り出した電話が私を急かします

「もしもし、三千院でございます」
「私、白凰学園の桂ヒナギクと申します。マリアさんですか?」

電話口から聞こえてきたのはヒナギクさんの声です。ナギがズル休みしたので要件はそれでしょう。

「はい、マリアです。もしかしてナギの欠席の事でしょうか?」
「いいえ、少し会長業務の事でお聞きした事がありまして。本日、伺っても宜しいでしょうか?」

予想に反してナギの事ではなかったようですが、会長業務で相談ですか。
優秀なヒナギクさんなら大抵の問題は自分で解決してしまうはずですから理事長が無理難題でも吹っ掛けたのでしょう。
私は了承し、電話を切るとナギにヒナギクさんの来訪予定を告げに行きます。

「そうか。私に用がないのならば、私はその時間は寝てるって事にしておこう。
 元気にネトゲやってたらまた煩く言われるだけだろうしな。
 私は少しでも早く、このイベントをクリアしてミッドガルドに平和を与えなくてはいけないんだ」

そう言えば今日はネトゲの新規イベントの為に休んだんでしたっけね。
無茶な事を言い出す可能性は低いのでナギが望む様に私だけで対応した方が良さそうです。
それではヒナギクさんの来訪に向けてスコーンでも用意しておきましょうか。



放課後にやってきたヒナギクさんの相談はどうにか解決策が見つかりました。
理事長は相変わらず理不尽なイベントを起こそうとするようですが、それを実現しつつも生徒に被害が及ばないようにするのは大変ですが、これも生徒会長の務めなんでしょうね。
すっかり冷めてしまった紅茶を淹れ直し、ゆったりとお話を始めました。
会話の中心になるのはやはりナギとハヤテ君の事が中心ですが、私が知らない2人の様子を聞くのは楽しくもあります。
そんな時間が過ぎて行く中、またもヒナギクさんにじっと見つめられているのに気付きました。

「どうかしましたか?」

声を駆けてみるとヒナギクさんは赤面してしまいます。
あれ…? この流れは拙いような気がします。
一度意識してしまうと、私の動きもぎこちなくなり場の空気が変わってしまいました。
どうにかこの雰囲気から抜け出さないと…

「マリアさん。お聞きしたいことが… あるんですが」

どこか思い詰めた表情のヒナギクさんが目の前にいます。それも私の目を見つめて。
もしかしなくてもそうなのでしょうか?
今までは私の思い込みだろうと考えないようにしていましたが、そうも言っていられないようです。

「何、でしょうか…? 私でお答え出来るかわかりませんが」

かろうじて平静を装って返事をしましたがその慌て振りは自分自身が一番よくわかっています。
もし、ヒナギクさんに告白されたらどうしよう…?
普通に考えれば同性からの告白を受けるのはおかしい事です。
私の倫理観は世間のそれと大差ないはず。
それを承知の上でヒナギクさんが告白してきたら…
ヒナギクさんの事は嫌いではありません。むしろ好感を持っています。
出来ることならナギにはヒナギクさんのように育って欲しいと思います。

「ずっと前から気になっていたんです。…でも、こんな事聞いてもいいか迷っていたんです」

“気になっていた”?
やはり、そうなんですね…
もう勘違いだと思って逃げる事は許されないようです。
それなら… ちゃんと考えてお答えしなければなりません。
深呼吸して気を落ち着けると、真正面からヒナギクさんを見つめます。
さっきよりも思い詰めた表情。更に赤く染まった頬。それでもヒナギクさんは目を逸らさずに私を見つめてきます。

「…どうぞお聞きになってください。お応え出来るかはわかりませんが」

一層重苦しい雰囲気に支配された部屋で見詰め合う私とヒナギクさん。
口を開きかけては黙り込むの繰り返し。これから告白すると考えればその反応も当然と思えますが生殺しのようでとても耐えられません。

「ヒナギクさんらしくありませんね。どうぞ、聞いてください」

その一言で決したらしく、先程まで躊躇っていたのが嘘のように一足飛びに踏み込んできます。

「マリアさんの胸、会う度に大きさが変わるのはどうしてですか?」

「…はぃ?!」

「倍加の術でも使えるんですか?
 それならばチャクラを練り込む修行から始めますから私にも教えてください」

「…えっと」

何か私の思っていたのとは全く違う展開になってきていますが…
安堵しつつもちょっぴり寂しくもあります。
でも胸の大きさについて聞かれるとは思いませんでした。
ナギやハヤテ君、クラウスさんと身近にいる人は誰一人気付きもしなかったのに。
コンプレックス故に、でしょうか?

「お話しても構いませんが… 秘密にして頂けますか? 特にナギには絶対に知られたくないので」

今思い返せば、見つめられていたのは胸の大きさを確認していたんでしょうね。
視線を外して赤面してしまったのはコンプレックスからの恥ずかしさ。
そして度々そうしていたのはそれだけ気になっているからでしょう。
そんなヒナギクさんに嘘を言う訳にはいきません。
ここ数年、秘密にしていた事ですがお話しなければならないようです。

「約1年前、ナギが12歳になった頃の事なんですが、ナギが不機嫌になったんです。
 私にもその原因は全く分からず、嫌われてしまったのかと随分悩んでいました。
 ですが、不機嫌なのは昼間だけだったんです。夜になって一緒に寝る頃には昼間の不機嫌が嘘のように甘えてきたんです」

当時を思い返しながら言葉を紡いでいきます。あの時は自分がなにかしてしまったのかと悩みました。
使用人としてではなく、家族のように接してきたナギからの拒絶。
それと相反するような寝る時の態度。真相を知るまでの苦行の時間。

「私が原因について考え込む日々はナギの親類である咲夜さんがお屋敷を訪れた事で判明しました。
 その頃のナギは私同様、咲夜さんの来訪も喜ばなくなったんです。
 それまでは咲夜さんがいらっしゃるとその後ろをついて回るように懐いていたんですけどね。
 最初は思春期だからかと思っていたんですが…
 咲夜さんも同じように感じていたようで、ナギに直接問い質したそうです」

「それで… ナギは何と?」

「自分より大きな胸を見ると劣等感に苛まれるから、と答えたそうです」

「その答えとマリアさんの胸の大きさの変化にどんな繋がりが…?」

「ナギの機嫌が悪くならないように、サラシを巻いて押さえつけてるんです。
 胸が大きくなったように見えたのはサラシが緩んでいた時だと思います」
 
「……マリアさんも私の敵です!」



ヒナギクさんの視線は勘違いだとわかったのですが、あれ以来、殺意の籠った視線で見られてます。
特にサラシで押さえつけられた胸の辺りを。
 
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しぇりある

Author:しぇりある
ここは日記兼アニメ・小説批評の場です
お気に入りなのはガンダムシリーズとマリアさん(ハヤテのごとく!)
他にもあるけどすぐには列挙出来ません

まぁそのうち生態が明らかになるかと…

また、18禁ネタを扱う別館があります
18歳未満の方はご遠慮ください

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